바이오인

我が国経済の発展にとって、イノベーションの創出は不可欠である。また、イノベーション創出に
向けては、その起点となる研究開発をより一層推進することが必要となる。
平成22年度「我が国企業の研究開発投資効率に係るオープン・イノベーションの定量的評価等
に関する調査」においては、我が国企業の収益性と事業構造や、研究開発の進め方の問題など
に関する調査を行った。その調査の中で、我が国企業が抱えている多くの課題が浮き彫りとなっ
たが、特に、研究開発の短期化傾向の問題が指摘された。
研究開発には様々な種類のものがあり、商品サイクルの短期化の影響などで短期に成果を出
す必要があるものが多くあるが、企業を長年支えていくような大ヒットの技術や製品は、研究開発
期間が長期に及ぶ場合が多くあり、本調査のテーマ名である中長期の研究開発が衰退すること
ないよう、育んでいく必要がある。
また、短期・中長期に関わらず、我が国企業が国際競争力を維持していくためには、画期的な
非連続イノベーションも多く生み出していくことが求められる。